登山に必要なもの の1つ
ファーストエイドの中身って何入れてますか?
マストアイテムとしてバンドエイド、ガーゼは大体入ってると思いますが、他は必要に応じてって感じですよね。
今回紹介するのはマストアイテムになりうるであろうおすすめのジェルです!
近年「消毒は傷に逆効果」というのが常識になってきています。そこで消毒の代わりにもっていき、傷の回復速度を上げてくれるのがこのジェルです!
ファーストエイドの中身を検討中の方は検討するかどうか検討してみてください。笑
Mānuka Oil First Aid Gel
このファーストエイドジェル。

価格: $30.94 (NZD)
内容量: 25ml(手のひらに収まる、携行性に優れたサイズ)
全成分 100% ナチュラル:
- 高純度ニュージーランド産マヌカオイル: 抗菌・抗炎症・抗真菌作用。
- カワカワ・インフューズドオイル: ニュージーランド特有の伝統の薬草。痛みや腫れを鎮める。
- ミツロウ: 傷口を保護し、湿潤環境を保つバリア機能。
- カレンデュラオイル: 皮膚の再生を促す「キズ癒しのハーブ」
釜爺とかが使ってそうな薬草がたんまり使われてる。
ハイキングはアウトドアアクテビティであるため、外的要因でも内的要因でも問題が起こりやすいもんですよね。転けたり擦ったり、疲労だったりオーバーユーズだったり。
僕がロングトレイルを歩いていた時の主な故障は
関節痛、筋攣縮(つる)、荷重時痛(足、肩)の他に
日焼け、靴擦れ、擦り傷、虫刺され(NZでは一番これが問題)
がありました。幸いにも後遺症が残るような怪我はありませんでしたが
縫うような怪我をしている人もいました。それに対しては病院に行くしかありませんが。

手を縫った直後にピザを食べるオスカーくん
軽い怪我や問題に対してはファーストエイドで対応できます。主にスキンの問題ですよね。
それを解決してくれる。最強の1本です。
WHY IT DESERVES A PLACE IN YOUR KIT
おすすめの理由も書かれてました。
1. 高濃度5%マヌカオイルの「守備力」
市販のケア製品よりも高い5%濃度の高品質マヌカオイルを配合。その強力な抗菌・抗炎症作用は、山での不注意な擦り傷や切り傷からくる感染リスクを最小限に抑えます。
2. 「反応してしまった肌」を即座に鎮める
外的刺激に反応して赤くなった肌を落ち着かせるのが得意です。乾燥による痒みや、植物によるかぶれなど、フィールドでの「不快感」を我慢せずに済みます。
3. 圧倒的な使用感:ライトウェイト・ジェル
オイルベースでありながら、ベタつきを抑えた「Lightweight gel」。
- メリット: 塗った直後に靴下を履いたり、ウェアを着たりしても不快感がありません。
- 湿潤療法との相性: 伸びが良いので、傷口全体を薄く均一に覆い、密閉環境(絆創膏の下)を完璧に作ることができます。
5. 100% ナチュラル・ニュージーランド製
化学物質に頼らず、過酷な自然があるニュージーランドで生まれた本物の製品であること。自分の身体の治癒力を信じるなら、その相棒もまた「自然」であるべきだという、ブランドの哲学が詰まっています。
湿潤療法
少しこのジェルから話をずらして、最新医療に基づく切り傷の治療について話させてください。
現在の皮膚創傷において「消毒」効果的ではない。むしろ回復の妨げになる。
創部を保護して湿潤を保つことが大切ですってことになってます。
詳しく書きますがめんどい人はスキップしてね☆
湿潤環境がもたらす「細胞レベル」のメリット
湿潤療法(Moist Wound Healing)が創傷治癒を加速させる理由は、主に以下の3つの「物理的・化学的環境」が整うからです。
1. 細胞の「移動速度」の維持
乾燥した傷口では、皮膚を再生させるための角化細胞が、硬いカサブタの下を潜り込むようにして進まなければなりません。一方、湿潤環境では、細胞が滲出液の中をスムーズに「遊走(移動)」できるため、上皮化のスピードが劇的に向上します。
カサブタの中で治るから、バンドエイドとかでカサブタの役割をさせた方がいいってことですね。
2. 生理活性物質の「濃縮プール」
滲出液には細胞増殖因子(Growth Factors)やマクロファージが詰まっています。
- 自己融解: 滲出液に含まれる酵素が、不要な壊死組織を自然に溶かして除去してくれます。
- シグナル伝達: 細胞同士が「もっと増えろ」「血管を作れ」という指示を出し合うための媒体として、液体が必要不可欠です。
拭いたり乾かしたりすることで掃除から再生まで必要な成分がいなくなっちゃうぞーってことです。
3. 組織への「物理的ダメージ」の回避
従来のガーゼ保護では、交換のたびに新しく形成された肉芽組織(赤い盛り上がり)がガーゼの繊維に絡まり、剥がす際に一緒に引きちぎられていました。これを繰り返すと、せっかくの治癒プロセスが「一歩進んで二歩下がる」状態になります。湿潤療法用の被覆材は、この機械的損傷を防ぐ役割も果たしています。
せっかくガーゼの下で治ってきてるのに新しいのに変えるときに治った組織も一緒に引きちぎられてしまうってことです。
参考文献
日本皮膚科学会ガイドライン,創傷・褥瘡・熱傷ガイドライン(2023)-1 創傷一般(第 3 版)
湿潤環境下療法(2522 ● 日皮会誌:133(11),2519-2564,2023(令和 5))
創面を湿潤した環境に保持する方法であり、滲出液に含まれる多核白血球、マクロファージ、酵素、細胞増殖因子などを創面に保持する。自己融解を促進して壊死組織除去に有効であり、また細胞遊走を妨げない環境でもある。
急性皮膚創傷および慢性皮膚創傷 (日皮会誌:133(11),2519-2564,2023(令和 5) ● 2523)
抗菌薬の発見以前、創からの細菌感染により敗血症を引き起こし、重篤な転帰をとることが少なくなかった。そのため、創傷治癒において最も重要なことは、感染症の制御であり創傷は消毒し乾燥させて治癒させるというのがかつての常識であり、滅菌ガーゼによる創傷の被覆が広く行われてきた。しかし、近年、ガーゼによる被覆では、表面を乾燥させることや、ガーゼ交換に伴って肉芽組織や再生上皮を損傷することで、むしろ創傷治癒を遅延させるという考え方が、我が国でも一般化してきた。これらのことから、創傷を適度な湿潤環境に保持して治癒を促進させる moist wound healing(湿潤環境下療法)が推奨されるようになっている。
外用薬の基剤(日皮会誌:133(11),2519-2564,2023(令和 5) ● 2531)
油脂性基剤は,白色ワセリン,プラスチベースなどの鉱物性油由来のものと,大豆油,羊毛油,豚脂などの動植物性油由来のものが含まれる.皮膚の保護・保湿作用が強く,刺激性も少ないため,滲出液が少ない創面に適する.
対処法
まあ要するに
怪我したら消毒せずに石などの異物をできる範囲でと入り除き、保護するためのものを貼りましょう。
そのあとは治るまで放っておきましょうってことですね。
バンドエイドの中のぐちょぐちょの白いやつが直してくれている大事な組織なので彼らに任せてそっとしておきましょう。
ただし!!感染リスクが高い深い傷、犬猫の噛み傷、広範囲の熱傷は別です!
消毒が必要だったり、処置が必要だったりする場合はさっさと病院に行きましょう笑
湿潤療法 × First Aid Gel
このように乾燥療法より湿潤療法の方が効果的というデータがあり常識になってきてます。
これだと消毒も持ち歩かなくて良くなり軽量化につながりますね。
元々消毒なんか持ってないって人もいっぱいいると思いますが。
その代わりにFirst Aid Gelを持っていくのはどうでしょうか。
このジェルは薬草成分により創部の回復を促してくれます。
ここからは個人的意見です!!!!
ガイドラインにはワセリンが推奨されていますが、僕はこのジェルの方が効果が高いのではないかと思ってます。
ワセリンは石油由来の化学薬品です。不純物が高度に取り除かれたワセリンは、アレルギー反応が極めて少ないため「低刺激性保湿剤・保護剤」として、医療現場で重宝されています。
が僕はナチュラルなもののを信用してます。

どちらもそうですが、そう言われているだけで確かめようがないので。
おれ流の処置
そもそもたいていの傷は処置しません。笑
ですが靴擦れや関節上の傷、藪が当たるスネ周囲はケアすることがあります。
まず怪我したら、
①患部の確認:目視で確認できる範囲で取り除けるものは取り除きます。
②ジェルを塗布:創部にジェルを塗ります。創部をできるだけ覆い。創部が空気と触れないくらい塗ります。あんまり塗りすぎるとバンドエイドがヌルヌルで貼れなくなっちゃうヨ。
③保護する:ドレッシング材(バンドエイド、ガーゼとか)で創部を保護します。できたらこれは治るまで剥がしたくないので、綺麗に剥がれにくいように貼ります。
もし靴擦れとかだと簡単に剥がれてしまうのでその上からテーピングとかを貼って対処してます。
あとは放置。よく食べてよく寝ます。
これだといつもより確実に傷の治りが早いです。もちろん体感ですが。
フィールドテスト
以前このジェルを使用した際のレビューを書いていきます。
項目は「擦り傷・切り傷」「日焼け」「虫刺され」「靴擦れのケア」「乾燥肌」の5つです。
「擦り傷・切り傷」
これに対しては数回使用しました。
体感ですが治癒は早くなってます。ですがあまり大きな傷に対して使っておらず、大きく実感したかと言われたら微妙。今度めっちゃ怪我したら使ってみます。笑
「日焼け」
これで誤解してほしくないのは「日焼け予防」ではありません。
日焼け後の炎症に対して有効ということです。
これは効果ありました。しっかり保湿してくれて尚且つ持続もしてくれます。
さらにいいのはベタつきが少ないことです。

塗る前

塗った後
てかてかしてないのが伝わる?笑
ですが正直これをあまり日焼け後に塗った経験は多くありません。
高価なので日焼け後の保湿は安価な保湿クリームを塗ったりそもそも日焼け止めを塗ったりしてます。
思わぬタイミングで焼けた場合に使い、大量消費はできるだけ避けてます。
「虫刺され」
これはニュージーランドにいる時に使ったので主にサンドフライに対してです。
これはあまり効果が感じられませんでした。なぜならサンドフライがかゆすぎるから!!
サンドフライは蚊よりも簡単に潰せますが、刺された後のかゆみは蚊よりも全然かゆい。
残念ながら塗った後もかゆみは続きました。
余談ですがどうしても刺されたくない場合はDEETという虫除けがあります。
これはかなり強力なケミカルでこれをかけるとマジでサンドフライこなくなります。
ニュージーランドを歩く人には要チェックアイテムですが、
皮膚がヒリヒリする、レインジャケットへのダメージなどの問題点がああるので使用する際は気をつけてください。
「靴擦れのケア」
これは抜群に効果ありました。
ニュージーランドを歩いている4カ月の間に4回靴を買い替えました。
新品1回と中古3回。ほぼ靴擦れしました。
安さを選んで26.0cmの俺が、24.5cmや27.5cmを履いてたからだと思います。
この時にかなりこのジェルは活躍してくれました。ほとんど外くるぶしのあたりで靴擦れするので、塗って保護して3日放置したら治ってました。その間に靴も俺の足の形に慣れて完治後は靴擦れしませんでした。
「乾燥肌」番外編
トレイル上で乾燥肌になりませんでしたが、料理の仕事をしているとよく乾燥肌になります。
そこでこれを使用しています。他の保湿クリームと違う点は、水に強いところです。
もちろんゴシゴシすると落ちますが防滴くらいの撥水性はあり、乾燥した部位を守ってくれます。
風呂上がりに塗って、翌朝まで保湿してくれます。朝になると固まってくれてるのでカサブタみたいになってくれているのが助かります。
That’s it
このブランドの紹介。
That’s itはニュージーランドのスキンケアブランド。https://thatsit.nz
ケア(kea)のロゴがめちゃくちゃ可愛い。てかケアが可愛い。

「自分たちが外で遊ぶ時に、本当に信頼できる天然のケア(care)製品がない」という悩みからスタートしたブランドです。NZは特に日差しが強かったり、吸血昆虫のサンドフライがいたりと皮膚トラブルが多そうな国。そこで生まれたブランドなので信頼性は高そうです。
すべての製品のベースになっているのが、ニュージーランド産の高グレード・マヌカオイルです。
- 天然の防衛力: ニュージーランドのマオリ族が古くから傷や感染症のケアに使ってきた知恵(Rongoā Māori)を、現代のサイエンスで裏打ちして使用しています。
- 強力な作用: ティーツリーオイルを凌ぐとも言われる「抗菌・抗炎症・抗真菌・抗ヒスタミン(痒み止め)」作用が特徴です。
僕が推しているポイントは
100% Natural(化学物質ゼロ): 「Nasties(有害なもの)」を一切入れないという徹底した姿勢。ヒマシ油、アーモンド油、ミツロウといった天然ベースだけで作られています。
Regenerative by Design: ただの「自然派」ではなく、持続可能な収穫や環境への配慮(サステナビリティ)もブランドのアイデンティティになっています。
自然に入るのにできるだけナチュラルなものがいいってのが僕のこだわりです。
ファーストエイド
Gearholicなおれですが特に興味がある部分がファーストエイドです。
かなりニッチな部分だと思います。笑
でもそこは結構奥が深い気もします。
主に治療目的や緊急時に使うファーストエイド。そのため使用頻度はバックバックのナイアにあるギアの中でもかなり低い。ですが削りすぎると緊急時に困る。
また僕が元医療従事者ということもあり「治癒」に対して興味を持っているってこともあります。
なんで今回は元医療従事者としておすすめのファーストエイドを紹介しました。

まとめ
ぼくはこのジェルを入れてで大きくファーストエイドキットをアップデートできました。
ずっとザックに入ってますが液漏れもありません。
見た目も可愛いですが、中身もしっかりしているThat’s it。
他にも日焼け止め、股擦れ、虫除けなどのスキンケアもあります。
2年前に購入した際は、アウトドアショップに置いてなかったのでオンラインで買いましたが、去年もう一度ニュージーランドに行った際は、多くのお店で推されてました。
日本上陸も今後期待できそうな商品ですので要チェックです。



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